第3章 どっちも・・・
颯太side
「うわっ!」
ボフッ!
っ・・・痛くない?
「いって・・・」
「晃!?」
晃が下敷きになっていた。
「怪我してませんか?」
「あ、うん。ありがとう。・・・じゃなくてお前は大丈夫なのか?!」
結構高い所から落ちたから相当な衝撃だったはず。
「俺は大丈夫です。けど・・・おい!飯塚!お前何やってんだよ!」
「ごめん。」
「いや、俺が暴れたからお前は悪くねぇよ・・・もう能力はあまり使うなよ。」
「・・・うん。」
あー、落ち込んじゃってる。
ゆっくりと下りてきた。
「颯太さん、やっぱこんな奴より俺が幸せにします!」
「なに・・・急に・・・」
「っ!」
「怪我もさせませんし、次はちゃんと守りますから!」
「え・・・でも・・・」
「颯太!もう二度とこんなことはしないから・・・行かないで・・・お願い。俺の初恋なんだ。」
「う・・・」
「颯太さん!」
「颯太!」
「お、俺・・・は・・・」
どうしよう・・・
2人が攻めてくる。
「・・・ど、どっちも・・・好き・・・なんだ////」
「「・・・は?」」