第3章 どっちも・・・
颯太side
どっちも好きだなんて・・・
そんなの最低だと知ってる。
でも、本当に好きなんだ。
決められない。
「・・・ごめん。だからどっちかとは付き合えない。」
「颯太さん・・・」
2人とも黙り込んでいる。
「じゃあさ、俺ら3人で付き合ってみようよ。」
「え・・・」
「試しにだよ。それで、どっちがいいか決めてもらう。どう?」
「そうだな・・・悪くは無い。」
「3人で付き合うって・・・どういう事だよ!」
「そのまんまの意味です。」
「颯太も俺らの事好きなら構わないだろ?嫌いになった方を捨てればいい。」
「う・・・うん・・・」
これでいいのか?
あ、でも試しにだよな・・・
だったらまぁいい・・・か?
「ただ、デートは別にしよう。そっちの方が気にしなくていいし。」
「そうだな。」
・・・3人で付き合う事になりました・・・
・・・嫌な予感しかしません。
というか、この恋の終わりが見えません。