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先生、好きです。【R18】

第3章 どっちも・・・


颯太side

午後は俺の授業が無いため、長期休暇の課題を準備しようと職員室へ。
晃も俺と同じで、隣で課題制作をしていた。

「・・・つっかれたー。休憩しよ。」

「結構しんどいですね。俺も休憩しよ。何か飲みます?奢りますよ。」

「まじ?じゃあ・・・カフェオレ!」

「了解でーす。」

授業終わりのチャイムが鳴る。
ちょうど5限目が終わったのか。

そう言えば今日は宏と話してねぇな。

「お待たせしましたー!」

「早っ!?」

「颯太さんを待たせるわけにはいきませんから!」

「おぉ。ありがとな。」

「ちょっと!神崎先生!!」

「は、はい!」

「昨日言ったこと覚えてます!?飯塚宏の事!」

やば・・・
忘れてた・・・

この人怒ると怖いんだよな・・・

何だかんだで、女の先生が1番怖い。

「また居眠りですよ!?途中、トイレ行ったかと思ったらその後帰ってきませんでしたし!」

「す、すみません・・・本当すみません!」

もう最悪だ・・・

「ま、まぁまぁ。そんなに颯太先生ばかり責めないでください。俺も副担なんで俺にも責任はあります(汗)」

「か、海堂先生・・・」

おいおい。
イケメンだからって緩すぎやしません?
さっきの鬼の形相がすっかり花畑状態だ。

「少し・・・言いすぎました・・・でも!気をつけてくださいね!」

「はい・・・(汗)」

宏を探しに行くか・・・
まぁ、学生のサボり場所といえば・・・

「屋上でしょうね。」

「だろうな。」

「俺も行きます。」

「2人もいらねぇよ。俺1人で行く。お前が行ったところで喧嘩になるだけだろうからな。」

「そうですか・・・」

寂しそうに晃は落ち込む。

一瞬、晃に犬耳が見えた気がした・・・
まるで、寂しそうな愛犬だ。
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