第3章 どっちも・・・
颯太side
噛み跡!?
いつの間に!?
意識飛んでて覚えてない。
「いや・・・これ・・・は・・・いっくんの家の猫に・・・」
「猫?・・・飯塚の事ですか?」
「そ、そんなんじゃ・・・////」
「颯太さん、俺、あなたの嘘なんてすぐに分かりますよ。1年間付き合ってたんですから。朝からおかしいとは思っていましたが・・・まさか・・・」
バレてた・・・
けど、この状況もまずい!!
「あ、晃・・・その・・・離れて・・・////」
「飯塚とはこんな事普通にしたのに?」
カプッ!
「あっ////」
首元を噛まれ、声が出てしまった。
「やだ・・・やめろ・・・////」
「飯塚が良いなら俺をちゃんと嫌ってください。ちゃんと振ってください。じゃないと・・・我慢できないし、諦めきれない。」
「そんな・・・こと・・・////」
できない。
晃を振るなんて・・・嫌いになるなんて・・・
「颯太さん・・・早く・・・」
「ん・・・あっ////」
無理。
だって・・・まだ・・・
「アイツ・・・餓鬼のくせに跡付けやがって。」
「いっ・・・あぁっ!」
宏の噛み跡の上を晃が噛んだ。
かなり痛い。
この感じ・・・思い出した。
宏にも噛まれた時、同じ痛さだった。
「颯太さんは渡さない・・・」
「・・・はぁ・・・はぁ・・・何すんっ!?////」
キス・・・
しかも深い・・・
宏とはまた違う感じ・・・
少し強引。
「はぁっ・・・ん・・・あき・・・ん////」
息ができない。
そのまま流れでベッドに押し倒された。
このままじゃ・・・本当にやばい・・・