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先生、好きです。【R18】

第3章 どっちも・・・


颯太side

「神崎先生!」

「ん?どうかしたか?伊藤。」

授業が終わり、教室を出ると伊藤が教科書を持って走ってきた。

「あの・・・その・・・ここが分からなくて・・・教えてください。」

「あー・・・放課後でも大丈夫か?」

「はい!全然大丈夫です!」

「じゃあ職員室で待ってるな。」

「ありがとうございます。」

そう言って走って帰って行った。

伊藤くらい普段から可愛げあればなぁ・・・

「颯太さん!」

「へ?晃?」

何そんなに怒ってんだ?

「放課後は俺と約束がありますよね?!」

「あ・・・」

そうだった・・・忘れてた・・・

「す、すぐ終わるから!」

「もう・・・絶対ですよ?」

「分かってるって・・・」

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