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先生、好きです。【R18】

第3章 どっちも・・・


颯太side

学校には何とか間に合った。
けど・・・

「腹痛てぇ・・・腰も痛い・・・」

腹はギュルギュルと鳴り続けていて、学校に来て何度もトイレに駆け込んだ。

だからゴムしろって言ったのに・・・

というか俺はとんでもない事してしまった。
宏と・・・生徒と・・・何やってんだ俺・・・

「颯太さん!やっと見つけた!」

「おぉ・・・晃。おはよう。」

「ん?顔色悪いですね・・・大丈夫ですか?」

「え、あぁ。うん。大丈夫。」

晃にバレたらめんどくさい事になる。
将樹君に協力してもらったんだからバレないようにしないと。

「そろそろ教室行かねぇと。」

「そうですね・・・っ!」

「どうした?」

「え、あ・・・いえ・・・」

なんだ?
まぁいいや。

教室に着き、朝礼を始める。

宏の姿はない。
やっぱり遅刻したか。

出席の確認をしていく。
宏以外は全員いるな。

「今日はテスト返すから1限目は何もいらねぇぞー。」

生徒達が「はーい」と声を揃えて答える。
中には嫌そうな顔をする生徒も。

それより宏まだかよ。

朝礼を終え、教室を出ようと扉に手をかける。

ガラガラ

「・・・寝坊しました。」

「おぉ・・・後で職員室来い・・・////」

「はーい」

ダメだダメだ!
思い出して顔が熱くなる!!

忘れろ忘れろ忘れろ!
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