第3章 どっちも・・・
颯太side
眩しい光が瞼に当たるのを感じ、目を覚ます。
頭痛い。
気分も悪い。
目覚めが最悪。
けど、背中が暖かく安心する。
「颯太?起きたの?」
「うん・・・っ!?宏!?////」
あれっ・・・俺裸!?
宏も裸・・・
慌てて布団で身体を隠す。
「今更何隠してんの・・・」
そう言って俺に抱きつく。
「へ・・・?////」
・・・あ・・・そうだ・・・
俺こいつと・・・
酔った勢いで忘れてた。
よく見たら腹も少し膨れてる・・・
うっ・・・やばっ・・・吐き気が・・・
俺は布団から出て、トイレに駆け込もうと床に足をつけた。
その瞬間、腰に痛みが走り膝から崩れ落ちた。
「大丈夫か?」
「・・・トイレ・・・行きたい・・・」
そう言うと、宏が肩を貸してくれた。
「うぅ・・・腹が痛い・・・」
「学校行けそうか?」
「学校?」
ベッドの頭の所に置いている時計を見ると、7時半になっていた。
日にちの所には、『月曜日』。
月曜日!?!?
やばいやばいやばい!!
遅刻だ!!!
腰の痛さも忘れ、急いでシャワーを浴びて準備をする。
「あ、お前はどうするんだよ。」
「今から帰って学校行く。」
「でもそれじゃ遅刻するだろ。」
「まぁね。じゃあ、後でな。」
「お、おぉ・・・」