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先生、好きです。【R18】

第2章 仮彼氏


晃side

颯太さんと将樹先輩のデートに2人で付いていく。
この状況、なんか変だ。
けど、2人が気になる・・・

俺たちはレストランに入り、食事をすることになった。

「2人はどうやって付き合う事になったんですか?」

「どうやってって・・・」

颯太さんが少し焦っている。

「どっちから告白したんですか?」

「えっと・・・」

「俺からだ。」

将樹先輩が横から答えた。

へー・・・将樹先輩がね・・・
意外過ぎ。

「いつから付き合ってるんですか?」

「大学入学してから。お前らが別れたって聞いたからすぐに告白したんだ。」

「ずっと好きだったって事ですか?」

「そうなるな。」

「じゃあ、俺と別れた理由って将樹先輩と付き合うために?」

「ちがう!そんなんじゃない!!」

「いや、そうでしょ。理由も言わずに別れを告げちゃって・・・」

「海堂、仮にそうだとして、何か問題があるのか?お前は俺に負けたんだ。諦めろ。」

うっ・・・

でも・・・さっきから何か違和感を感じる。

「結構長いんだな。お前ら。」

ずっと黙ってた宏が口を開いた。

「まぁな・・・」

「の割にはさ・・・何か付き合いたてって感じだよな。颯太、ソワソワし過ぎだし。」

それだ。
そこに違和感があったんだ。

「そ、そりゃソワソワするだろ。お前らが付いてきてるんだし。」

「・・・そう。」

将樹先輩は無表情な事が多いから違和感が無いけど、颯太さんが落ち着きなくてバレバレ。

「じゃあさ。キスしてみてよ。」

「「・・・は?」」

「ほら、何年も付き合ってるんならキスくらい何度もしてるでしょ。そしたら俺達も納得するし。」

宏がとんでもない要求をしてきた。
けど、いい案だ。
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