第8章 大切な人だから
颯太side
「んぐっ・・・ぐふ・・・////」
何度も後ろを突かれ続け、口内には大量の精液を注がれた。
全て飲み込めずに口から溢れ出る。
「ちゃんと飲めよ。」
「かふっ・・・げほ・・・////」
身体も思考も限界に達していた。
身体は制御できず、快感を覚えていた。
もう何度イっただろうか。
思い出せない。
「っく・・・出る・・・っ」
「ひぅ・・・////」
腹部がもう膨れ始めていた。
俺は力尽きそのまま倒れてしまう。
「いいの撮れたか?」
「バッチリだ。過去一にいいやつ。」
「いいじゃん!流そうぜ!これは稼げる!」
俺の動画が広まる・・・
あの携帯から世界に・・・?
やだ・・・
死にたい・・・
意識が朦朧としかけた時、男たちは急に叫んだ。
「なんだこれ!?」
「あつっ!?早く消せ!」
携帯が燃えている?
それに足元もだ。
もしかして晃か?
「う、うわぁ!最悪だ!」
「どうなってんだよ!?」
「お、おい!早くここから逃げるぞ!」
そう言ってどこかへ消えていってしまった。
燃えた携帯は壊れてしまったのか、丸焦げだ。
「颯太さん!!」
晃の声だ。
優しいあの声・・・
「あきら・・・」
「どうしてこんな・・・」
「・・・来んなよ・・・」
「え?・・・」
見られたくなかった・・・
こんなの・・・最悪だ。
晃の手を振り払い服を着直し、走ってその場を離れた。
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。
早く洗い流したい。
もう晃の顔見れない。
こんな汚い恋人なんか・・・嫌だよな・・・
もう・・・無理だ・・・。