第8章 大切な人だから
晃side
カーテンから差し込む日差しが眩しくて目が覚める。
キッチンからは調理の音と匂い。
目線の先には俺の愛しいエプロン姿の恋人。
「晃、ご飯出来たぞ。早く起きろ。」
「ムフフ・・・」
「なんだその笑い方・・・気持ち悪いぞ。」
「酷い・・・あーもう傷付いて起きれませんー。」
わざと布団に潜り目を瞑る。
「もうごめんって。早く起きてくれよ。冷めるぞ?」
「・・・おはようのキスがなきゃ起きれませーん。」
「はぁ!?お前っ////」
照れながらもベッドに近づいて来る。
となりにすわり、俺から布団を剥ぎ、
「はぁ・・・おはよう。」
額にキスをしてくれた。
けど、それじゃまだ足りない。
「ほら、起きろ。」
「んー・・・足りない。」
「はぁ!?////」
俺は颯太さんに抱き着きベッドに押さえ付ける。
シャンプーのいい香りがする。
「朝から何やってんだよ////」
「颯太さんが可愛いからつい。エプロン姿なんてずるいですよ。」
「え!?・・・んぷっ////」
舌を絡め深くキスをする。
クチュクチュと唾液音が響く。
「ぷはっ////」
「やば、止まんないかも・・・このまま1回しましょう?」
「遅刻するぞ!?」
「すぐ終わらせますから。」
「うっ・・・昨日散々しただろ・・・////」
朝から身体を合わせ気持ち良くなる。
ただでさえ、昨夜は腰を痛めたのに。
「あっ・・・もうだめぇ・・・////」
「俺も限界ですっ////」
「あぁぁっ////」
毎日こんな生活をしている。
いつになったらコイツの精力は治まるのか・・・
「結局冷えたじゃねぇか・・・」
「それでも颯太さんの作る料理は最高に美味しいですよ。」
「そ、そりゃどうも////」
あと15分後には晃は出勤しなきゃいけない。
俺もそろそろ弁当の準備するか。
「晃、急げよ。時間ないぞ。」
「はい。あ、そういえば飯塚、最近すごい頑張ってますよ!」
「・・・そうか・・・よかった。」
少し安心した。
授業にもちゃんと出てるみたいだ。