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先生、好きです。【R18】

第7章 記憶の在り処


晃side

颯太さんが出てくるまで、飯塚と2人で待っていた。
時間が長く感じた。
周りのお客さんも大分減ってきた頃だ。

「来た。」

飯塚が2人を見つけ、俺に話しかけた。

「行くぞ。」

飯塚を連れ、楽しそうに会話を交わす2人に近づく。

「面白かったですね!」

「そうだな。」

バレるとまずいからなのか、颯太さんは目立たない格好をしていた。

「この後、家行ってもいいですか?」

「えっ・・・あぁ・・・いいけど////」

「何考えてるんですか?」

「うっ・・・別に!////」

2人の会話を遮るように声をかける。

「颯太さん・・・少し話しませんか?」

「なんで・・・お前らがここに・・・」

「颯太。お願い、少しだけでいいから。話聞いてくれない?」

「・・・伊藤。ごめん。先に行ってて。」

伊藤はその言葉を聞いて少し顔を歪めた。

「・・・分かりました。早く来てくださいね?」

「分かってるよ。」

颯太さんは伊藤に手を振りながら見送るとこちらを振り向いた。

「場所変えようか。」

颯太さんが反対の出口の方に向かい歩き出す。

「こっちに人気が少ない通りがあるからそこに車を停めて話そう。晃、車だろ?」

「はい。」

俺の車に3人乗り、人気の少ない駐車場に停めた。
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