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先生、好きです。【R18】

第1章 イケメン教師と学年1の王子様


颯太side

まずい。
この状況はかなりまずい。

宏は「邪魔」と言いながら晃の横を通り中に入ってくる。

「おい、勝手に入るな。」

晃は宏の腕を掴み睨み返す。

「あ?触んな。あんたに用はない。海堂晃。」

「お前な・・・一応副担だぞ?」

「副担だろうが別にどうだっていい。」

晃の腕を無理やり引き離し歩いてくる。

「あ、待て!」

「颯太。何もされなかったか?」

「え、まぁ・・・うん。特には?」

「よかった・・・」

宏が安心したような表情を見せる。

「別に何もしてねぇし。ほら、帰れ帰れ。」

晃は宏の肩に手を乗せる。

「だから触んな。」

手を振り払う。

「お前こそ帰れ。颯太に近づくな。」

「は?何言ってるんだ?颯太さんは君の物じゃないだろ?」

「今はね。」

「今は?」

「あんたに颯太はやらない。俺が颯太を貰う。」

「うわっ!?////」

宏が俺を抱きしめ、晃を睨む。

「颯太さんから離れろ。」

「やだ。」

「あ?」

2人とも目が気味悪く光る。
能力者が目を光らせる時は能力発動する時だ。

「え、ちょ、お二人さん?ここ俺の家・・・(汗)」

「餓鬼がなめんなよ?」

「元カレだからって調子乗んなよ。」

「あの・・・聞いてる?2人とも?」

全然聞いてないし。
二日酔いで頭が痛いのに。
しかもここで暴れられたら俺の家が・・・

「覚悟しやがれ!」

「それは俺のセリフだ!」

「だから・・・いい加減に・・・しやがれお前らァァァ!!」

2人の腹に1発ずつパンチを入れる。

「2人とも出てけ。こっちは二日酔いで気分悪いんだよ。」

「「はい。」」
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