第2章 潜入ミッション開始!
「動くな。少しでも動けば反抗の意とみなし場合によっては処理する」
火影様直属の護衛暗部に
見つかり、
カカシの素顔は見る事が出来なかった。
私達、五人は罰として反省室に連れて行かれ、そこで一夜を過ごす事になった。
「あー、あと少しだったってばよー…。」
ナルトは気落ちして横にねっ転がってすぐに寝てしまった。
「カカシの素顔を見ようとした決定的な瞬間になぜだかいつも邪魔が入る…神の力さえ感じるな。」
サスケ君が悔しそうに呟いていて、目を瞑った。
その様子を熱い眼差しでサクラは見つめ、こっそり横に座り眠ったようだ。
(サクラ…熱い青春を感じるわ…ってコレじゃガイみたいじゃない。)
私は一人でノリツッコミをしながら
暖かい眼差しでみつめていた。
やはり一気に身体が疲れてきて、端で腰掛けて寝ようとすれば、スケアさんが近くに座ってくる。
「さん、ごめんね。流石に疲れたようだね。僕の肩に寄りかかっていいよ?」
(スケアさんの肩に?!)
頬が緩んで赤く染まるのが
わかり、戸惑ってしまう。
そんな、恥ずかしい…
スケアさんは、私の様子をクスクス笑いながら、
手で私の頭を横に傾かせて、もたれかかる態勢にしてくれた。
(もう、ダメだ、完全に恋に落ちた…)
この時から、スケアさんを
完全に
好きになってしまった。
(スケアさん…素敵です。)
ゆっくり目を瞑り睡魔に勝てず、眠ってしまった。