第15章 翌日の朝
9時ぐらいにホテルの女性の方が、私の昨日の任服と下着をクリーニングして丁寧に畳んで持ってきてくれた。一緒にカカシの任服も、用意してくれていた。
ああ、夢の時間が終わるんだなぁと思いながら服を着始めた。
カカシを見れば裸から下着を身につけて任服に着替えていく。
その姿を胸を弾ませドキドキして見ていた。
いつもの服を身に纏うだけなのに、男性の魅力を感じていた。
彼の腕や髪の毛、後ろ姿、匂い、全部に興奮して、息荒く見ていた。
私の視線に気づいたのか、
柔らかく笑ってくれて口付けをしてくれた。さらに興奮してしまい、疼いている。
「…なあ、オレの家かお前の家に行きたいんだけど、どうかな?」
「いいね。私……すっぴんだから、私の家に来てくれる?」
少し恥ずかしくて、
言いにくくそうに言えば、
当たり前のように明るい声が聞こえた。
「あ、下に行ったらメイクしてくれるから、大丈夫だよ。」
「え??ああ、そこまで考えてくれてたんだ…。ありがとう。」
ここまで準備をスマートに
こなすカカシは、やっぱり完璧だ。