第13章 食事をしながら…
「本気出しすぎだよ…カカシは。」
涙を拭きながら言えば、
くしゃっとして笑った。
「お前が好きだからだよ。
他に理由はいらないでしょ?」
その言葉に
さらに涙が溢れている。
もう私は、言葉をかけれず、
一人涙を流していた。
カカシが笑っている。
目尻を下げて、
いつもみたいに
笑顔を私に向けてくれている。
それが
自分にとって、
どれほど嬉しい事か、
大事なことか、
改めて感じさせられている。
カカシ、貴方は、
笑った顔が一番似合うよ
悲しんだ顔なんかいらないよ
それだけでいい。