第9章 失恋後…
「役者は揃っているんだ。
少し見た目が違うだけだろう?
シチュエーションを変えたら直ぐにお前は惚れるよ。」
「何よ、私がイケメン好きみたいな、言い方ー。」
「スパイ大作戦のようにスマートに決まったアイツを見れば一発じゃないか?」
「そんな簡単じゃないの!」
そう言いながら溜息が出た。
「俺は、恋もライバルなんて嫌だからな。」
「……ガイ!!冗談でしょ?」
ビックリしてガイを見れば
キラリと歯を光らせていた。
「冗談だ、当たり前だ!青春しろよ、!」
ガハハハと言って
ガイは出て行った。