第8章 本当のこと
「悪かった。」
いつもの馴染みある声が聞こえ、一気に頭が真っ白になった。
髪の毛のカツラを取ると、
シルバーの髪が見えた。
ペイントを取っていく。
左目の上下に大きな傷が見えた。
目のコンタクトもゆっくり外した。
いつも口布をしている男性が
目の前にいる。
今は口布をつけていない。
スケアさんと同じ口元にホクロがあった。
「カカシ………え?」
「騙してゴメン。言えなかった。」
「スケアさんは?…え?」
その言葉に苦笑いをしている。
「スケアに、オレが変装していたの。アイツらの修行の為にね。が仲間に入ってきたのは予想外だったけどね。」
黙ってカカシを見つめていた。
頭が追いつかない。