第8章 本当のこと
「スケアさん…大好き…もっとして欲しいんです。だめですか?」
キスを少し離して聞いてみた。
スケアさんは一気に顔が赤らむのが分かった。
目を逸らして、呟いた。
「ゴメン、それは辞めておいた方がいい…。」
「っ!!スケアさん…や、やだ。どうして?」
「今のキスもしちゃいけなかったのに……馬鹿だな…我慢出来なかった。ごめん…許して欲しい…」
その言葉に目をまん丸にして
スケアさんを見て、一気に涙が溢れた。
「スケアさんが好きなの…そんな事言わないで…私の事好きなら…抱いてください。」
涙を流しながらスケアさんに
キスをすれば、悩んでいるような表情を浮かべている。
次の瞬間、
スケアさんの激しい口付けが始まり、
一気に舌が入ってきた。
口内を舐めるようなキスをされて、うっとりしていた。
ソファに座るように身体を押し倒され、
さらに甘いキスを浴びて、身体がトロトロになっていく。
スケアさんの手が、服の中に侵入してくる。
胸を触られて、少し強引に揉まれ、我慢出来ず、声を漏らしてしまった。
「……んっ……スケアさん…」
その私の言葉に反応して、
ガバッと、一気に身体が離れた。
ソファで、スケアさんが私を馬乗りになり、見下ろしている。
「……はぁはぁ……」
「……スケアさん?」
スケアさんが、ビックリして
こちらを見ている。
次の瞬間、はぁぁー、と大きな溜息をついて、頭を抱えていた。