第6章 映画館へデート
上映時間まで、まだ時間があり、二人で並んで話しながら向かった。
「、今日はカカシさんに会った?僕と第七班、八班、十班で追い詰めたんだけど、後少しの所で逃げられちゃったんだよ。」
「あ、昼過ぎに来ましたよ。
流石に疲れてましたね。」
お昼の疲れた様子を思い出し、
ふふっと、笑ってしまった。
「カカシも…カカシ先生も身体張らなきゃいけないから、大変だなぁって思います。偉いなぁって感心してます。」
「…そ、そうだね。」
(スケアさん、戸惑っている?)
「えっと…結局顔は誰にも分からずじまいだったんですね。」
「うん、なかなか難しいねー。
流石、はたけカカシさん、手強いよ。
はご飯とか食べに行ったりしないの?その時に見れるんじゃないかな?」
その質問に答える前に
ブハッと笑ってしまって、スケアさんが変な顔していた。
「彼のご飯の食べ方は神懸かりで、見れないんですよ。
下からサッと食べたり、手品師みたいなんです。見てたら笑えてきますよ。」
素直に言うと、スケアさんも
吹き出して笑ってた。
「多分、彼はその食べ方が癖になってるね。カカシさんは一筋縄ではいかないな。」
そうですねー、と言っていたら
あっという間に目的地に着いていた。
(しまった、カカシの話しかしていない!)
スケアさんとチケット売り場に行き、チケットを購入して、私とスケアさんは、映画館の中に入った。