第6章 映画館へデート
映画館に入り、ロビーの販売コーナーで、ドリンクを購入する事にした。
スケアさんはビールを注文し、
私はアイスミルクティーを注文した。
(スケアさん、意外と酒好きなのね。
男らしい。)
薄暗いシアター会場へ入り、
チケット番号を確認しながら歩けば、真ん中の席に同じ番号があり、スケアさんと、二人並んで座った。
「あと、10分ぐらいあるね。
そういえば、、今日は雰囲気違うね。可愛い。」
「……ぇえ⁈…可愛い⁈…あ…本当ですか⁈ありがとうございます。ちょっと頑張りました。」
(ちょっとでは無い!MAXだ)
照れて変な湯気でも
出てないか心配してしまうぐらい、
今、火照っているのが分かる。
"可愛い"なんて、
頂けるとは思わなかった。
スケアさんは私の反応を見て、
微笑みながらビールを少し口にした。
溜息が出てしまうぐらい
格好良い姿に感動してしまう。
つい、見惚れてしまう。
先ほどからチラチラ周りの若い女性方が頬を染め、此方を注目している。
(流石です。ここにいる女性を、一瞬で恋に落としましたね。)