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BLEACH〜透明な華〜

第8章 truth



一護side

藍染が去ってすぐの事だった

夜一さんの叫ぶ声

あの人があんなに叫ぶなんて珍しい…

そんなことを思っていた

「誰か、蝶を…」

よく聞けば、夜一さんが叫んでる理由は蝶だった

「…蝶…?」

体を起き上がらせようとするも、起き上がれない

くそ、何でだよ…

「黒崎くん!」

俺の元に井上が走ってきた

「井上…蝶を…」

「蝶ちゃん…?」

遠くから聞こえた声

「そうじゃ井上!井上はおらんのか!」

再び聞こえた夜一さんの叫ぶ声

あいつは傷だらけで、血も流しすぎてるはずだ…

俺なんかより…あいつの方が…

『夜一…織姫は…一護を治療…させてあげて?』

向こうから聞こえた声

「蝶…?」

「私…どうしたら…」

「俺の事はいいから…あいつを…?」

蝶の方を見ると、知らない男が立っていた

こんな時でも息を飲むほどに綺麗な男だった

てか俺なんで男に綺麗とか思ってんだ

その男が蝶を横抱きにする

夜一さん達がその男と何か話していた

「君達に蝶の怪我は治せないからね」

そいつはそう言うと蝶を連れて消えた

「どうなって…」

「ごめんね、蝶ちゃん…

黒崎くん!とにかく今は、黒崎くんを治すからね」

「ああ、ありがとな…井上」

井上に治療される中、白哉とルキアの話す声が聞こえた

白哉の奥さんがルキアの姉だったこと
ルキアの姉がルキアを探していたこと

「…お前の極刑が決定された時…私は判らなくなっていた…掟を守るという父母への誓いと、妹を護るという緋真との約束と、どちらを守るべきなのか…

…黒崎一護、礼を言う

ルキア…済まぬ」

白哉はそう言うと眠ったらしい

俺も段々…眠く…

気付けば寝てしまっていたらしい

起きた時にはもう次の日の朝だった

横では石田とチャド、岩鷲が寝ていた

井上は別室みたいだ

「にしても、こいつら…」

よく眠ってんなぁ

岩鷲は寝相悪いし




一体、蝶はどうなったのだろうか

生きていてくれ…蝶…


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