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BLEACH〜透明な華〜

第8章 truth




「…大虚とまで手を組んだのか……何の為にだ」

浮竹が藍染に問う

「高みを求めて」

「地に堕ちたか藍染…!」

「…傲りが過ぎるぞ浮竹、最初から誰も天に立ってなどいない。
君も、僕も、神すらも。だがその耐え難い天の座の空白と終わる。これからは、私が天に立つ」

ダメだ、藍染が行ってしまう…

『逃がさない…

…卍解…神在月』

私の霊圧が上がる

「やめろ!その傷で…!」

浮竹が叫ぶ

『出でよ、天之麻迦古弓…穿て、天羽々矢』

私は藍染に向かって矢を放った

その矢は反膜で弾かれるかと思った

ピシッ

一部に亀裂が入り、矢が藍染に向かっていく

その矢は藍染の首を擦すねた

「…その怪我で大したものだ…次に会うときには全力で戦ってみたいものだな」

『…次に会うときには…殺してあげるわ』

「さようなら、死神の諸君。そしてさようなら旅禍の少年。人間にしては君は実に面白かった」

そして藍染達は消えた




私はその場で崩れ落ちる

『痛た…』

頭がフラフラする

血が足りてないのだろう


私の元に夜一や砕蜂が駆け寄ってくる

「なんて無茶を…」

「誰か、蝶を…」

四番隊の隊士がこちらに走ってきた

「この傷では…」

四番隊の隊士はもう諦めるしかないという顔をしていた

「そうじゃ井上!井上はおらんのか!!」

夜一が叫ぶ

『夜一…織姫は…一護を治療…させてあげて?』

「じゃがそなたは…!」

「誰か…いないのか!!」

砕蜂が叫ぶ

「…全く…無茶しないでって…言ったのに」

「誰じゃ…」

「誰だ貴様は…」

私の目の前に現れたのは神無月だった

『神無月…?』

「…!蝶の斬魄刀…か?」

「君はいつになったら俺の言うことを聞いてくれるのかな…」

『さぁ、いつに…なるかしらね』

「説教は後にしようか。行くよ、蝶」

神無月はそう言うと私を抱えた

「どこに行く気じゃ…」

夜一が聞いた

「霊王宮。君達に蝶の怪我は治せないからね」

神無月はそう言うと、霊王宮へ向かった






「おいおい…無茶しすぎだろ」

私に向かってそう言うのはよく私を突き落とす麒麟寺天示郎だ



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