第2章 return
「!?そんなお偉いさんにうちはタメ口使ってたんか?!
しかも文句まで…」
「ありゃりゃ、やっちゃいましたね。」
「……あれもこれも全部お前のせいやー!!」
「え、それは酷くないっスか?!」
『猿柿ひよ里ちゃん…可愛かったなぁ』
1人のほほんとしながら、とりあえず一番隊隊舎へと向かう
『今日は快晴だなぁ』
空を見ながら暫く歩いていると、横に神無月が現れる
神無月は死覇装に似た着物を着ていた
「本当に、快晴だね」
『びっくりした、どうしたの?』
「少し話したくてね」
『変なの。』
2人で他愛のない話をしながら歩く
『もうそろそろ、一番隊隊舎につくかな』
「そうだね。もし何かあったら…迷わずに俺の力を使うこと。
もう…無理はしないでね」
『もちろん…ありがとう。神無月』
私がそう言うと神無月は消えた
私は一番隊隊舎に入り、元柳斎の元へ向かう
『げーんりゅーさーい。いるー?』
「…ここにおりますぞ。」
『いたいた。私さー、どこに住むの??』
「これからの居住地についてですが…」
『うん。』
「零番隊隊舎を建て、貴女のサポートをするメンバーを数名、つけようと思います」
『サポート?別にいなくてもいいんだけど…』
「任務を当てた時に誰もいないと困るでしょう…」
『…まぁ、そういうことにしておこうかな』
「そういうわけで、今零番隊隊舎を急いで建設中のため、しばらくは一番隊隊舎を拠点にしていただきます」
『はーい。
てか、元柳斎…上から目線で命令してくれてもいいよ?』
「元上司にですかな?」
『まぁ、そうなるけど…』
「貴女のご希望とあらば」
『じゃ、そうして。』
「ふむ…違和感が拭えんが…
しばらくゆっくり一番隊隊舎で過ごすといい。」
『………ブフッ…アハハ…
やばい、違和感半端ない』
「……今のうちに各隊を見てきたらどうじゃ?」
『ん、そーする。じゃーねー、元柳斎。
あ、そうだ、私のサポートをする人達だけど…役に立たなさそうなら…クビにするからよろしく。』
それだけ言い残して私は一番隊隊舎を後にした