第2章 return
まずは…二番隊かな?
順番に行こうかな
『こんにちはー。』
名前も名乗らず扉を叩く
「何者だ!」
そう言って出てきたのは女性
『はじめまして。水無月蝶って言います。
四楓院夜一さんに会わせてもらえないかな?』
「…その羽織…隊長か?」
じっと見つめられた
『隊長じゃなくて…零番隊の者です。』
「…夜一様に聞いてきます。」
可愛いなぁ
死神って顔面偏差値高いよねー
少し待っていると、四楓院夜一とさっきの女性がやってきた
「おぬしじゃったか…」
『あら、名乗ったはずなんだけど…』
「本当かと思っての。」
『そう。今ね、各隊舎を回ってるの。挨拶回りってやつ。』
「そうじゃったか。
それにしても…この儂にタメ口とは…」
『あら、見た目は若いけど貴女よりは歳上だし。身分も上よ?』
「!…確かに、そうじゃの。」
『まぁ、だからと言って敬語を使われるのは嫌いだから。タメ口でよろしくね?私もタメ口でいいでしょう?』
「ああ。構わんよ。」
『じゃ、これからよろしくね。四楓院夜一さん。
あ、そっちの方のお名前は?』
「砕蜂じゃ。
ほれ、挨拶せんか。」
「砕蜂と申します。よろしくお願いします。」
『よろしくね。砕蜂。
そうだ、私のことは下の名前で呼んでくれていいからね。』
「なら、儂のことも夜一でよいぞ。」
『じゃ、改めて…よろしくね。夜一、砕蜂。』
「よろしくな。」
二番隊への挨拶を終え、四番隊へ向かう
どうやら今日は三番隊の隊長は任務でいないらしい。
『こんにちはー。』
私はそう言って扉を叩く
「はい」
そう言って出てきたのは隊長本人
驚いたなぁ
『久しぶりね、烈。』
「お久しぶりです。蝶さん。」
『元気にしてた?』
「ええ、もちろん。」
『なら、よかった…私、烈に話したいこといっぱいあるからさ?また話聞いてよ。』
「いくらでもお聞きしますよ。いつでもいらしてください。
お茶とお菓子を用意して待っておきますから。」
『ありがと、烈』
私は四番隊隊舎を後にした