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BLEACH〜透明な華〜

第8章 truth



大気中の霊圧が震える

《護廷十三隊各隊隊長及び、副隊長、副隊長代理…そして旅禍の皆さん。
こちらは四番隊副隊長、虎徹勇音です。音声は届いていますか。
緊急です、これは四番隊隊長 卯ノ花烈と私 虎徹勇音よりの緊急伝令です。

どうか暫しの間御清聴願います…これからお伝えすることは、全て事実です》

虎徹副隊長が天挺空羅を使い私達に伝えてきた事は5つ

元五番隊隊長 藍染惣右介が生きていて、裏切り者であること
冬獅郎が藍染に敗れ、重体であること
雛森副隊長も同じく重体であること
中央四十六室が全滅していたこと
九番隊隊長 東仙要が裏切り者であること

これを聞いた隊長、副隊長…そして一護たちが双極へ向かってきているのが分かる

「阿散井くん、朽木ルキアは抱えたままでいい、腕ごと置いて退がりたまえ」

藍染が恋次を斬りにかかる

私は恋次を庇おうとした

でもそれをギンに阻まれる

「射殺せ、神鎗」

声が聞こえた時には既にギンの斬魄刀は私の体を貫通していた

『っ…ギン…!!』

「普段やったら…こんな攻撃躱せたやろうになあ」

ギンが斬魄刀を戻す


恋次の方を見れば、恋次が負傷していた

元々…恋次は回復してないのに…

「…れ…恋次!」

「…やれやれ…随分上手く躱すようになったじゃないか。阿散井くん。
成長したんだね、嬉しいよ。だけど、出来れば余り粘ってほしくはないな。潰さないように蟻を踏むのは力の加減が難しいんだ」

「…恋次…!」

「黙ってろ…ルキア。
…良く解ったぜ、あんたはもう俺の知ってる藍染隊長じゃ無えって事がな。どんな理由があるか知らねえが、死んでもあんたにルキアは渡さねえ」

「もう、自分の知る藍染惣右介ではないか。残念だが、それは錯覚だよ阿散井くん。
君の知る藍染惣右介など、最初から何処にも居はしない。」

その言葉を聞いた恋次が藍染に向かっていく

「咆えろ、蛇尾丸!!!」

「始解か、その傷みきった体では始解が精々だろうが…わかっている筈だよ。
始解じゃ時間稼ぎにもならないってことぐらいはね」

藍染は素手で蛇尾丸を止める

「最後だ、朽木ルキアを置いて退りたまえ」


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