第7章 arrival
蝶side
四番隊に到着し、烈の元へ向かう
『烈!藍染隊長の事なんだけど…』
「蝶さん……藍染隊長は…聖壁から下ろされた時には既に息は無く…何者かの目を欺く為に義骸を使った可能性も考慮に入れて、あらゆる方面から調べましたが…結果的には彼の死という事実を固めるだけの結果に終わりました…」
『そう……ねえ、烈』
「はい?」
『もう一度だけでいいわ。藍染隊長の死体、ちゃんと調べてくれない?』
「それは、どういう…」
『お願い。見落としてることが…あるかもしれないから』
「…わかりました。蝶さんがそこまで言うのであれば…」
『ありがとう、烈。頼むわね』
私は四番隊隊舎を後にした
さっきから気になってたけど…剣八と一護が戦ったようね…
一護がギリギリ勝ったってとこかな
でも、それより気になるのは
懺罪宮の方から感じる霊圧…
山田くんとブサ男の霊圧よね
『ってことは、ルキアの…』
しかも、白哉が懺罪宮に向かってるわね
『仕方ない、私も行くか』
私は懺罪宮に向かうことにした
『白哉のバカ』
「だめです!兄様!!!」
ルキアの悲痛な叫び声
白哉の前にいるのは血まみれのブサ男
「散れ、千本桜」
「何だ…?刀身が…消え「逃げろ!!」」
ルキアが叫ぶ
あれは、避けれないかな
『花弁を散らせ、桜!!』
私は白哉の千本桜を相殺した
「兄は…」
「え…?」
「もうお止めください!!兄様!!!」
『そうよ、ルキアに当たったらどうするのよ。』
私はルキアたちの前に立つ
「ふうっ!…やれやれ、物騒だな。
それくらいにしといたらどうだい。朽木隊長」
白哉の後ろから出てきたのは浮竹だった
『あ、もう体調大丈夫そうなの?』
「おかげさまで」
それから、現状を白哉が説明していた
白哉が説明を終え、浮竹が驚いているときだった
近づいてくる大きな霊圧が一つ
「な…何だこの霊圧は!?明らかに隊長クラスだぞ!!
だが、知らない霊圧だ…!誰だ!?一体どこから…」
「…こ…この霊圧の感覚は……まさか…」
浮竹とルキアが驚く
それと同時にルキアの目に光が宿った