第7章 arrival
蝶side
一角と別れ、一護の霊圧を追いながら観戦する
だが、途中で一護を見失った
「いやー!!!」
誰かの叫び声が聞こえた
その叫び声の元に行くとチャドくんが壁を破壊して立っていた
『チャドくんを追っかけてみるか』
そう思い、尾行しようとしたが…
大きな霊圧が二つ…
一護と…恋次ね
懺罪宮の近くね
私は懺罪宮の方へ向かった
一護side
俺と岩鷲は山田花太郎とかいう逆に覚えにくい名前のいい奴に道を案内してもらった
白い塔の近くまで案内してもらったが…
「…阿散井恋次…!」
赤髪の死神が階段に立っていた
「…意外だな、名前まで憶えてたか……上出来じゃねえか」
「…そりゃどうも」
岩鷲も花太郎もあいつの霊圧にビビってるみたいだな
「…正直驚いたぜ。てめーは朽木隊長の攻撃で死んだと思ってたからな。
どうやって生き延びたのか知らねェが、大したもんだ。褒めてやるよ」
あいつが抜刀し、斬魄刀を構える
それから、戦いが始まった
「…おい、黒崎一護……訊くが、ルキアをどうやって助けるつもりだ?」
「…どうやって?」
「ここで俺を倒せたとしてまだ11人の副隊長がいる。その上には更に13人の隊長が、それより上の死神が1人いるんだぜ。
それを全員倒す以外に、ルキアを助ける方法は無えんだ。
それをてめーはやれるってのか?」
「やれるさ!隊長が何人!?副隊長が何人!?それに、上の死神だあ?
関係ねえよ!倒してやる!!そいつらがジャマするってんなら全員だってな!!」
蝶side
『随分、かっこいいこと言うじゃん』
恋次と一護が戦い始めて数分経つ
『隊長も…全員倒す…か』
それから、一護と恋次は戦い続ける
お互いがボロボロになりながら
一護はまだ、覚悟できてないのか
喜助に、相手を斬る覚悟について散々言われてたのに…
気付けば、一護は重症だ
でも、空気が変わった
それと同時に一護が恋次を斬った
『よくできました』
まさか、恋次を倒せるとはね
正直、予想外だわ
「…黒崎…恥を承知でてめえに頼む…!!
…ルキアを…ルキアを助けてくれ…!!」
『やっと言えたね、恋次』