第7章 arrival
『さ、夜一が一護と合流する前に一度…会っておこうかな』
私は霊圧を探る
…?一角と戦ってる…?
『面白そうだから見に行こっと』
ここから、一護が戦っている場所まではそんなに遠くない
『お、みーつけた』
私は屋根の上からこっそり覗いた
もちろん、霊圧は消してる
でも、丁度決着がついたようだ
『一護の勝ちね』
私は下に降りる
「誰だお前!?」
『あら、誰だは無いんじゃない?一護』
「…蝶!?」
一護はとても驚いていた
『元気?』
見た目で元気ではないことは分かる
怪我だらけね…
『一護、そこに座って』
「?おう」
私は治癒霊力を使い、傷を治す
『はい。傷は塞いだけど…血を流しすぎてる。あんまり暴れないでね』
「!すげえ…ありがとな」
『さっ、次〜』
私は一角を治療する
『ん、塞がったね』
後は、四番隊に任せればいいかな
それと同時に気を失っていた一角が目を覚ます
「…なんで俺は生きてんだ?」
『目、覚めた?』
「!?蝶さん?!」
『おはよ、一角。まだ起き上がらないでね?
起き上がったらしばくからね』
顔を青くする一角
「はい…そういや、旅禍は…」
「何だよ」
「お前…」
チラッと私を見る一角
『ここでの事は秘密よ。一角?喋ったら殺す』
「はい!!」
「怪我人に脅しかけんのかよ…」
『さて、一護。何か一角に聞きたくて待ってたんじゃないの?』
「あ、」
「…何が知りたい?誕生日でも教えてやろうか?」
『え、教えて』
「蝶さんは知ってるじゃないですか」
「そうじゃなくて、朽木ルキアの居場所が知りてぇんだ」
「!?朽木…例の極囚か?オマエら、あんなモンに何の用だ?」
「助けに来た!」
「あァ!?た…助けにって…オマエら何人で来た!?
せいぜい7、8人だろ?」
「5人と一匹だ」
?一人多い?あ、ついてきた子ね
「なんだ一匹って!?てか本気でその人数で助ける気か!?」
「そうだ!」
『そうらしいよ』
私がそう言うと一角は大爆笑
せっかく塞いだ傷口が開く
『バカね。』
「バカじゃねーのかオマエ?」