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BLEACH〜透明な華〜

第6章 start




「そうか。」

『冬獅郎、気を付けてね。乱菊も…』

「どういうことだ」

「…?蝶?」

『じゃあ、また来るね!』

「あ、おい!!」

「もう居ない…」


「どういうことだよ…気を付けろって」





『さて、そろそろ私も準備しなくちゃね。』

尸魂界で色々動いているうちに、いつの間にか一護たちが来る日付が迫っていた

『明日…か』

明日だ。明日には一護たちが尸魂界へ来る

『形取れ、猪小槌』

猪小槌の花言葉は二重人格

私の人形を作り、容姿、性格、霊圧に至るまで全てをコピーさせる

私の人形には、隊舎にいてもらう事にした

『ここで、私のフリをしておいて』

「了解。うまくやるわ」

『お願いね』

私は霊圧を遮断する外套を羽織り、瀞霊廷を出る

向かうのは流魂街

西の白道門だ

私がすることは一つだけ

穿界門を安定させること

現世から喜助とテッサイが、尸魂界からは私が支える

『で、全員の無事を確認したら…私は隊舎に戻ると』

とりあえず今日は野宿ね

神無月に小さな小屋のようなものを作ってもらい、そこで休んだ

そして次の日

『思ったより早かったわね』

朝早くから来るのね

尸魂界は日が昇り始めたところだった


少し空にヒビが入る

『あそこね』

私はヒビに近づく

『咲き誇れ、神無月』

神無月をヒビに当てる

『頼むわよ…

道を開きなさい、花車』

花車とはガーベラのこと
花言葉は…常に前進

ちゃんと進んできなさいよ

それから五分も経たないうちにヒビが大きくなり、光が差し込む

『あ、やば』

「三天結盾!!私は…拒絶するッ!!」

『今の…織姫の声?』

それと同時だった

ボッ…

光が弾けると同時に5つの光が落下する

それはもう凄い勢いで

『…あらら』

織姫の能力で全員無傷なようだ

よかった

今から…頑張ってね。みんな

私は神無月を仕舞い、隊舎へと戻った

人形にお礼を告げると、人形は消えた








尸魂界に一護たちが乗り込む少し前

現世

一護side

「…こ……これでいいんだよな…」

俺は蝶に言われた通り、自分の部屋の窓を開ける


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