第6章 start
「い…いきなり何しやがんだてめぇ!?」
「…初めてでしょう?
死神じゃない状態で肉体から出るのは…
息苦しくありませんか?意外と動きにくいもんでしょう?魂魄の姿ってのは。」
確かに、一護息上がってるもんね
「今のあなたは朽木白哉に霊力の発生源である"魄睡"とブースターである"鎖結"を破壊されている。
つまり、霊力を持たない普通の人間のただの魂魄なんスよ。
まずはその魂魄の体を自在に動かせるようになりましょう。
おーい!用意してー!」
喜助が呼んだのはウルル
ウルルは強い。なんせ、対死神戦レベルの力を持ってる
今から一護がやるのはウルルの攻撃を避けること
最初の一発目を避けれるか
ま、逃げ回るだけじゃダメだけどね
いつの間にか、一護がぶっ飛ばされてた
『あらま』
ウルルは喜助が止め、テッサイが一護をガードしてた
「霊力ってのは、魂魄が消滅の危機に瀕した時に最も上昇しやすい。
だからこういう一発勝負。上手く霊力が上がればパンチをかわせてめでたしめでたし!」
「上がらなかったら?」
「パンチ喰らって死にますね。」
「てめえ…」
『ま、いいんじゃない?霊力も回復したしね!レッスン1クリアしたし…合格祝いに…このままレッスン2…行っちゃいましょ!!』
私がそう言うとテッサイが一護の因果の鎖を切った
それから、因果の鎖が無くなると虚になることを説明し、生き延びる方法を伝える
生き延びる方法ってのは、死神になることだけ
「そう!レッスン2とは死神の力を取り戻すためのもの!
このレッスンを終えた時、キミは再び死神の力を手に入れる。
さあ始めましょうか、レッスン2。」
喜助が少し格好つけてそう言うと、一護とテッサイの真下に穴が空く
とても悲惨な叫び声が聞こえる
「フフ…ビックリしましたか、アタシの最上級のフェイントに……?
…随分深いね…?」
『ウルルと頑張ったもんねー』
「がんばりました。((グッ」
「何メートルくらいあるんすか…?」
『うーん…20メートルはあるんじゃない?』
「…黒崎サン、死んでませんよね…?」
『アハハ、あれくらいじゃ死なないわよ。テッサイいるし』
(((鬼だ…鬼がいる…)))