第5章 encounter
いつの間にか、中間考査も終わり…なんなら今から期末テストだ
なんで私テストなんかしてるんだか…
そんなことを考えながらテストを解いていく
見直しも終わる
テストは今日で最終日。これが終われば…夏休みも目前だ
『…はぁ…』
テストも終わり、教室で一人深いため息をつく
「?どうしたー?」
そう言って話しかけてきてくれたのはたつき
『いや、テストの点数が怖くて…』
「…あんたマジで言ってんの?」
『へ?』
「織姫ー、あんた中間の順位の紙持ってない?」
「持ってるよー」
織姫ちゃんが中間の順位の紙を持ってくる
「えっとね、蝶ちゃんの順位は…一位?!」
「この順位を見てどこが不満なの?」
『いや、凡ミスしてないかとか…答えズレてないか…とか』
「「……」」
「あんた、前回オール100点だったよね」
「ええ?!あ、ほんとだ!!」
『う、うん』
「今回も取れる取れる!大丈夫だって」
「きっと大丈夫だよ!」
『そうかなぁ』
「「大丈夫!」」
たつきと織姫ちゃんにそう言われたら、大丈夫な気がしてきた
「て言うか…今度勉強教えて欲しいなぁ…なんて」
「それいいじゃん!」
『!…今度、一緒に勉強する?』
「「する!!」」
嬉しい…まさか、友達と勉強会が出来るなんて!!
二学期にはなるが、中間考査の前にテスト対策をすることを約束し、その日は帰った
夜になり、町は静まりかえる
そんな中、言い争う死神がいた
「結っ局!!また、虚はいなかったじゃねぇかよ!!
昼間のも!今回のも!」
そう言うのは黒崎一護
「うるさい!さっさと体に戻れ!」
朽木ルキアが一護の体を引きずりながら怒る
「いいかげんホントどうにかしろよ!」
「私のせいだというのか!?
私は伝令神機に入る指令のままを貴様に伝えておるのだ!!」
「だから、そいつを早く直せっての!!」
「仲間割れかい?みっともないな」
死神に話しかける男が一人
「こんばんは、黒崎くん、朽木さん。」
「…誰だお前?ヘンなカッコしてんな。神父か?」
話しかけた男の服は上下真っ白だった
「てか…なんで俺らの名前知って…」
「黒崎くん、君は霊が見えるんだよね?」
「な…何言ってんだ!?そんなモン、見えるワケ…」
「あっ、新しい虚が来たね。」