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BLEACH〜透明な華〜

第4章 beginning



自分の離殿へ帰り、これからの事を考えようと思った

でもその前に、どの部屋を使えばいいんだろ…

一人でこの広い屋敷を使えるとなると…

『……適当に使お』

それだけ決め、目の前にあったいい感じの部屋を使うことにした

『そういえば…』

藍染は私を虚化させようとしていた

でも、出来なかった

それは何故か

既に、私が虚化を自分のものにしていたから。

『確かに、他の死神や魂魄では実験しなかったけど…自分でしてないとは言ってないものね』

手に少し霊力を集める

すると、霊力は形を作り始める

出来たのは綺麗なガラス細工の仮面

『…仮面まで透明…いや、透明ではないけど』

とても綺麗なガラス細工で狐の仮面のような形をしている
色は光の反射によって変わるようだ

たまに白とか黒にもなるけどね

それにしても…これ、本当に虚の仮面??

『神無月には会ってたけど、虚にはしばらく会ってなかったわね』

会いに行くか

私は精神世界に潜った







「ほんとに来た」

『やっほ、神無月』

神無月はハァとため息をついた

「吹っ切れたのはいいけど…次は何、虚に会いに来たって」

『はは、久しく会ってなかったから…』

「別に会いに来てもいいけどさ…虚、今寝てるよ?」

『起こすから大丈夫!』

再びため息をつく神無月

「……俺はついて行かないからな」

『はいはい。あんたあいつの事嫌いだもんねー』

「うるさい…」

『ふふ、すぐ戻ってくるから、待ってて』

私は虚の眠る場所へ向かった




『いた。起きてー、起きなさーい…』

目の前で眠っているのは虚…虚?

いつの間にやら、狐の姿で眠っている虚

『…起きろって言ってるでしょ、シキ』

「…起きてるやん…」

『起きてない。』

「眠いねんもん…」

『眠いねんもん…じゃないし。』

「だって…何かいきなり虚化云々の話してるから久々に呼んでくれるかと思ったら呼んでくれへんし?それに、藍染惣右介とか言うやつ変なことしてくるし??元からこっちは蝶に従っとるっちゅーねん。」

プンスコ怒るシキ

『ごめんごめん。て言うかシキ、何であんた狐の姿なの?』

「省エネルギーモード」

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