第17章 amusement…?
『……冬獅郎、落ち着いて…?』
私はゆっくり冬獅郎の方を見る
「誰が小学生だ!!」
「どっからどう見ても小学生よ!」
釘崎がそう言った
冬獅郎がため息をつく
「おい蝶、こいつらに説明してくれ…」
『あ、うん。
えっと…私達死神は見た目はあんまり変わらないんだけど…私と冬獅郎はあなた達の親世代よりも歳上よ。』
とても簡潔に説明をする
「うっそぉ…」
釘崎がそう言った
「それは興味深いね」
五条がそう言った
『まあ、その説明は気が向いたらしてあげる。
で、私達は何をすればいいの?』
「僕達の仕事は主に呪霊の退治だ。
恐らく、君達がやっていた事とあまり変わらないと思う。」
『呪霊ってのがあんまり分からないけど…大丈夫だと思うわ。』
「ああ、問題ねえ」
「早速、寮を案内したいところなんだけど…
実地試験も兼ねて、呪霊退治でも行こうか」
『構わないわよ』
私と冬獅郎、そして虎杖達と五条は東京のある場所へ向かった
『…ここに呪霊が?』
私達は廃ビルの前に立っていた
「そうだよ。2人の戦い方を見たいから今日は全員同行するけど、手伝いはしない。」
「問題ねえ。」
『そうね。』
私と冬獅郎は義魂丸を飲む
「おお…」
虎杖が驚いていた
「それじゃ、頼んだよ。2人とも」
五条のその言葉を合図に私達は瞬歩を使いビルの中に入る
「「「!?」」」
どうやら、3人は私達を見失ったらしい
"3人は"だ
『やるじゃない、先生』
「まあ、僕最強だしね」
「そうかよ」
『…んー…この霊圧、やっぱり虚とは少し違うわね』
「ああ、それに結構な数がいるぞ」
『よし、冬獅郎。屋上に行きましょ』
「おう」
私は冬獅郎と屋上へ登る
もちろん、五条も着いてきていた
そして気配を察知し、呪霊と呼ばれるものが着いてきていた
『ん、どうやら3人も来たみたい』
虎杖達も屋上へ来たらしい
「やるか」
『そうね。このビルにいた呪霊全部来たみたいだし』
おびただしい数の呪霊が屋上に集合していた
「鬼道だけでは無理だな。
霜天に坐せ、氷輪丸!」
呪霊が一斉に凍った
『咲き誇れ、神無月』
花弁が舞い、そしてその花弁は刃へと変わる
『花弁を散らせ、桜』
凍った呪霊を花弁で包み、全てを粉々にした