第17章 amusement…?
「死神…?悪霊退治…私達も似たようなものよ。私達は呪術師と呼ばれる部類に入るわ。
呪霊は…まあ簡単に言えば悪霊ね。」
『なら、敵対する必要は無さそうね』
「アンタ達が本当に敵じゃないならね」
『それもそうね。
冬獅郎、伝令神機は持ってる?』
「ああ、あるが…」
『借りるわね。』
ピピ…ピピピ…ピピピピ…ピピピピ…
これが無事に届けばいいんだけど…
『ありがと、冬獅郎』
「?おう」
『さて、敵じゃないかどうかって話よね?』
「ええ。」
『証明する前に、少し待っててくれる?ちょっと回収しないといけなくて』
私はそれだけ言い、冬獅郎と共に先程のアトラクションへと戻る
「いたぞ」
冬獅郎が指さした先には私達の義骸が座っていた
もちろん、義魂丸もいる状態だ
『…私達の義骸がこっちにあるってことは、飛ばされたのはこのアトラクションに乗った時かしら…』
「そうかもしれねえな…にしても、どうやって戻るつもりだ?」
『うーん…神無月の力で戻れそうなら戻るんだけど…ただ、無理矢理戻って時空が歪んだりとかしても面倒だし、さっき喜助に調べてってメールしてみたのよ』
「メールって…届くのかよ」
『届いたら奇跡ね。もし、私達が来た道が少しでも残ってるなら届くかもと思ったのよ。
それで届けば…喜助なら何とかしてくれるわよ。』
「そうか。で、それまでどうするつもりだ?」
私達は義骸へ入る
『んー…あの3人に色々聞くしかないわね。』
「それもそうだな。」
冬獅郎と共に3人の元へ戻る
するとそこには先程の3人に加え、白髪の黒い目隠しをした男がいた
『なんか増えてる…』
「お、さっきの報告にあった2人組ってこの2人?」
「そうです。」
伏黒と呼ばれていた男がそう答えた
「はじめまして、僕は五条悟。この3人の先生をしてる。」
『はじめまして、私は水無月蝶よ。よろしく、五条さん。』
「俺は日番谷冬獅郎だ」
「蝶に、冬獅郎ね。よろしく」
『…先生ってことは、この3人は学生ってこと?』
「そうだよ。呪術師の学校の生徒だ」
『呪術師の学校…』
「五条先生、本気ですかこの2人を連れて行くって…」
伏黒くんがそう尋ねた
「本気だよ。それに、なんかあっても僕最強だし、大丈夫だって」