第14章 rebellion
「…蝶のやつ、雰囲気変わったか?」
そう言ったのは恋次だ
「そうか?」
一護がそう答えた
『何の話?』
「いや、何でもねェ。相変わらず、すげーな」
一護はそう言った
『そう。あ、みんなの怪我も治…「大丈夫だ。」』
『ルキア…』
「そうやってすぐに無茶をするな。尸魂界に戻れば四番隊もいる。
それに、目の前に井上だっておるだろう。少しは周りを頼らんか」
『…そうね…』
「わかればよし!さ、戻るぞ」
いつの間にかみんな集まってきていたらしい
『戻りましょうか』
冬獅郎や砕蜂、乱菊達を連れて尸魂界へと戻る
『解錠!』
ただ…尸魂界に戻ったところで半壊してるんだけどね…
そんなことを思いながら尸魂界へとたどり着いた時だった
「やあ、蝶さん」
穿界門が開いた目の前に京楽と浮竹が待っていた
『どうも、何か御用かしら?』
「いやー、蝶さんならこの惨状を見てどうするかなぁってね」
「すぐに無茶をするから、止めに来ましたよ」
『……無茶なんか…しないわよ』
「そうかい?なら、何で神無月を使おうとしてるんだい?」
京楽目ざとい…私が神無月に手を添えただけで気付くなんて…
『…いや、その…』
「限定解除もせずに無理したと聞いてますが?」
ニコニコと浮竹がそう言ってきた
…このモードの浮竹ははっきり言って一番怖い
『そ、そそそ、、そんなこと…ないよ?』
「大人しくしてください、蝶さん」
『そ…その声は……烈…』
穿界門があったはずの後ろを見ると烈がニコニコとこちらを見ていた
援軍組はどうやら先に四番隊に運ばれたらしい
裏切り者…!!
「また、眠り薬でも差し上げましょうか?」
『遠慮…します。……隙あり…!!
咲き誇れ、神無月!』
僅かな隙を見つけ、始解をする
「…蝶さん?」
かつてないほど低い烈の声
『ひいぃ…と、とにかく…神無月、直して!!』
神無月は次々壊れた所を直していく
隊舎も全て…
『わぁ、霊力ごっそり持っていかれた…』
「「「はぁ…」」」
三人が同時にため息をつく
「浮竹隊長、京楽隊長…捕獲を」
『……捕獲?』