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BLEACH〜透明な華〜

第14章 rebellion




私はありったけの霊力を矢に流した

黒腔の奥では大虚達が苦しんでいるのがわかった

でもそんな様子も気付けば見えなくなっていた

『何とか…閉じたわね…』

「お疲れさん、蝶」

『シキ…』

「じゃ、そろそろオレは戻るな。後は任せるで」

『ありがとう、シキ』

シキはいつの間にか消えていた

恋次達が唖然とこちらを見ていた

『えーっと…後はどうしようか?』

「!そうだ、一護がまだ…」

どうやら村正があの謎の物体の本体で、その中に一護が取り込まれてしまったらしい

『…どんどん大きくなって来てるけど、一護なら大丈夫かな』

そう言った時だった

突然謎の物体にヒビが入り始めた

『…わっ…』

風で飛ばされそうになる

光と風が収まった頃、近くにあった湖の真ん中に一護と村正がいた

『…虚の霊圧が消えた』



全員が一護と村正に意識を向けた

「これが…魂を分かち合うということか…」

今にも消えそうな村正の声

「ああ…」

そしてそれに応える一護

「私が響河を間違わせてしまったのだな…ガハッ…」

…村正はもう持たないわね…

「誰にでもあるさ…間違ったら直せばいいじゃねェか。」

「…いつか…きっと…」

村正はそう言うと刀に戻り、消えてしまった

織姫とルキアが一護に駆け寄る

「一護」

ルキアが一護を呼んだ

「みんなは大丈夫か?」

「ああ、無事だ」

「…村正さんは消えちゃったの?」

「…最後まで、斬魄刀の誇りを守ってた」

一護がそう言うと同時に白哉も現れた


ポツ…ポツ…

突然雨が降り始めた

斬魄刀達が消えていく…いや、刀に戻っていった

『これで、元通りかしら…』

どうやら、神無月も完全に元に戻ったらしい



「黒崎一護、兄に礼を言うのは二度目だな。
世話になった。」

それだけ言い残すと白哉は帰ってしまったらしい

「ああ…」

『さて、一段落着いたところ悪いんだけど…修復しないといけないからみんなそこを動かないでね』

いくら結界が張られてたとはいえ森が半壊してるのだ

流石に戻さないとまずい

『…咲き誇れ、神無月。』

私がそう言うと辺り一体が光に包まれた

『この森を修復しなさい、神無月』

森がたちまち元に戻っていく




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