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BLEACH〜透明な華〜

第14章 rebellion




『私が回復できる範囲までなら…!』

「りょーかい」

そう言ってシキが一護に斬り掛かる

「雷鳴の馬車 糸車の間隙 光もて此を六に別つ…縛道の六十一、六杖光牢!」

『へ?』

「は?」

私と神無月は驚きを隠せなかった

「君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ 真理と節制 罪知らぬ夢の壁に僅かに爪を立てよ…破道の三十三、蒼火墜!」

シキが鬼道を繰り出していく

『いや、え?』

村正と斬月も驚いているようだ

「散在する獣の骨 尖塔・紅晶・鋼鉄の車輪 動けば風 止まれば空 槍打つ音色が虚城に満ちる…破道の六十三、雷吼炮!」

シキが雷吼炮を放つ

雷吼炮が一護に命中すると同時に、虚の仮面が割れた

『……シキ?』

「終わったで!蝶!」

『いや、終わったで!じゃなくて…』

「?ま、虚化は解けたし、怪我もそんなしてへんからええやろ?」

『それはそうなんだけど…』

「じゃあ、後は任せるわ!」

そう言ってシキが消える

『…後で聞き出すことが増えた…』

「よそ見をしている場合か?」

村正が斬りかかってくる

私はギリギリのところで受け止めた

『縛道の六十一、六杖光牢!』

村正に向けて縛道を放つ

「くっ…」

『しばらくそこで捕まっておいてくれるかしら』

私は一護の治療をする

傷もそこまで深いわけでもなく、どちらかと言えば軽傷だった為、治療は早く済む

『よし、これで…』

「っ……蝶…?」

『おはよう、一護。今は呑気に話してる場合じゃないから…斬月は頼んだわよ?』

「!おう」

『神無月!』

私は神無月を呼ぶ

神無月が斬魄刀の中へ戻る

それと同時に六杖光牢が破られた

元々緩めには掛けてたんだけどね

『さて、元柳斎の居場所と…貴方の目的、聞かせてくれるかしら』

「言う訳が無いだろう」

村正が刀を構える

『なら、無理矢理聞き出すまでよ。

咲き誇れ、神無月』

「散れ」

『!花弁を散らせ、桜!』

無数の刃が私を目掛けて襲い掛かって来る

私は神無月の能力で相殺した

『千本桜…』

「俺の真似をしたところで…本物には敵うまい…散れ…」

再び千本桜が刃をこちらに向けてきた



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