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BLEACH〜透明な華〜

第14章 rebellion




「ほほぉ、確かに霊圧が無くなってるね。どうなっているんだい。」

涅が楽しそうな顔で男に尋ねた

「…簡単な事だ。君たちの斬魄刀は、既に君たちと共に無い。
私が、死神共から解放したのだ。」

『斬魄刀の解放…?』

男が合図するかのように手を横に振る

すると、瀞霊廷のあちこちで爆発が起こり始めた

「てめえ、何しやがった!!」

恋次がそう言った

「私ではない。暴れているのは君達の斬魄刀だ。

斬魄刀は死神の呪縛から解き放たれたのだ。」

『…神無月…』

私は神無月に問いかける

…やっぱり…居ないのね

瀞霊廷を破壊してたらあとでシバかないと…


男が突然笑い始める

そしてようやく、瀞霊廷中に警鐘が響き渡った

「ほんの挨拶だ。我が同志の力を…君達に理解してもらう為に。
そしてこれが、君達が自分のモノと思い込んでる…斬魄刀の真の姿だ!」

男がそう言うと、崖の下から複数人の敵が上がってくる

「斬魄刀が…実体化した…だと」

冬獅郎が信じられないという顔をしている

そんな冬獅郎の横から青い着物を着た男が歩いて行く

それに続くように何名かが私達の間から突然出てきた

疋殺地蔵に似た者、猫っぽい者、武士のような者…

あれが、斬魄刀って訳ね

次々と男の横に並んでいく

そしてその中にいた一際かっこよくて真っ白な男

『…ハァ…やっぱり居たのね…神無月』

私を見つけた神無月は何故か手を振ってくる

「…貴様、何者だ」

いつの間にか前に出てきていた白哉が男に尋ねた

「我が名は、村正。死神による斬魄刀の支配は今宵終わった。
これからは、斬魄刀が死神を支配する」

村正はそう言うと手元に斬魄刀を呼び寄せる

…村正も斬魄刀…よね

そしてその刀を地面に突き刺し、地形を変えた

私達のいる側の地面が少し沈む

「斬魄刀が死神を支配するだと?!どういう事だ!」

浮竹が村正に問いかける

「その通りの意味だ。既に斬魄刀はお前達の元から解放したと言った。」

「斬魄刀の話も大事だけどさァ、山じいは何処行ったんだい?」

京楽が少し前に出る

「ボク達、山じいに呼び出された筈なんだけどねぇ。
教えてくれないかな?」


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