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BLEACH〜透明な華〜

第12章 invasion




そして何かを吐き出した

『…ギリアン…』

その様子を見た真子達が一斉に仮面を被る

次々ギリアンを倒していく


その様子を私達は見ているだけだった

でも、そこに真子が現れる

「どや、随分虚化をつかいこなすようになったモンやろ?…藍染、終いにしようや」

そう言って真子が藍染に刀を振り下ろした

それと同時に響く金属音

私はそのまま神無月を真子に向けた

『…』

「…どういうつもりや…蝶…」

『私は…』

私は言葉に詰まる

すると、私の横を東仙が抜けた

真子に斬りかかる東仙

それを狛村が止めた


大きな声で意志表明する狛村

それが合図となった

仮面の軍勢と護廷十三隊が協力する

そして段々と破面達を追い詰め始めた

真子はギンが相手をしていた



「もういいよ、ギン。

終わりにしよう。」

「何やと…?」

藍染が十刃の一人を殺した

「ギン、要、蝶、行くぞ。」

だが、私たちの前に立ちはだかる者達もいる

「…迂闊に近付かんとけよ、藍染のあの能力や。考え無しに近付いたら…その時点で終いやど。」

「…わかっとるわ」

「アホ、お前に言うてんねん。柄から力抜け、ひよ里」

「……流石、思い遣りの深い言葉だ。平子隊長」

わざと藍染がそう言った

「だが、迂闊に近付いたら終わりとは滑稽に響くな。

迂闊に近付こうが、慎重に近付こうが、或いは全く近付かずとも全ての結末は同じこと。未来の話などしていない。君達の終焉など、既に逃れようの無い過去の事実なのだから。」

仮面の軍勢の霊圧が上がる

「挑発や!乗るな!!」

「何を恐れる事が有る?

百年前のあの夜に、君達は既に死んでいるというのに。」

その言葉にひよ里が我慢できずに藍染に斬り掛かる

「ひよ里っ!!!」

だが、それを防いだのはギンだった

気付けば、ひよ里は胴を斬られていた

背骨で繋がることも無かった

「お一人様、おー終い」

ギンがそう言った

「ひよ里!!!」

真子がひよ里の元へ急いだ

『…ひよ…里?』

「どうした。君に心配する権利があるとでも?」

『…いいえ…何でも…ないわ』



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