第3章 restart
「いや、雑用やなくてやな…」
『じゃあ何よ。』
「ちょっと俺とデートでもせんか。」
『……ん?』
「いや、なんやねんその反応。」
『なんて言った?』
「せやから、俺とデートせんかって。」
『??????』
「ちょっとお話があるのでその辺の甘味処行くとかどうですか。」
『まぁ、それならいいけど。』
「なら良かったわ。じゃ、行こか。」
『どこの甘味処?』
「俺のとっておきの甘味処や」
そう言われ、真子について行く
しばらく歩くと、本当に甘味処があった
「なんや、自分ここ初めて来るんか?」
『うん。だって、私がいない間にできたところ…っぽいし。』
「そうか。まぁ、ここの甘味は美味いから。食いながら話そか。」
『何がおすすめ?』
「白玉ぜんざい。」
『美味しそう。それにしよ。』
私と真子は席につき、2人とも白玉ぜんざいを注文した
『で、話って?』
「この間、隊首会で見たけど、あの斬魄刀なんで透明なん?」
真顔で聞いてくる真子
『さぁ?神無月の気分じゃないかな。でも、ちゃんと刀身あるから大丈夫。』
「能力は?花の力とかそういう訳ちゃうやろ?」
『それは秘密。いつか話してあげる』
「…絶対話さんやつやん。」
『さぁ…?どうでしょうね。』
話が一旦途切れた頃、ちょうど白玉ぜんざいが出てきた
『美味しそう…っ!!!』
「自分えらい目ぇ輝いてんで…」
『甘いもの、大っ好きなの!!!
いただきますっ!!!』
パクっ
口の中に広がる小豆の甘さ…そして白玉のモチモチ感…
この白玉ちゃんと味がついてる…!!!
『んーー!!!!おいっしい!!!』
「そんな喜ぶんやったらここに連れてきた甲斐あるわ。」
『ここの白玉ぜんざい最高っっっ!!美味しい!!!!!』
「これほんまに零番隊の隊士か?」
『失礼ね。ちゃんと零番隊の隊士よ。』
パクパクと白玉ぜんざいを食べ進める
だめだ、まじで美味しい。
そしてしばらくして、真子も私も白玉ぜんざいを食べ終えた
『美味しかったっっ!!』
「いや絶対零番隊の隊士ちゃうわ。」