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BLEACH〜透明な華〜

第3章 restart



『で?まだ話あるでしょ?』

「お前、惣右介に何してん」

『何にもしてないけど』

「あいつ、お前が挨拶回り来た日の夜にどっか行った思ったら、茫然自失みたいな感じで帰ってきたんや」

『で?』

「お前どうしてんって言ったら、お前に会った言うからな」

ジッと私を見てくる真子

『なるほどね。何にもしてないわよ。
安心して。』

「ならええわ。


…逆も考えとってんけどな」

『逆?』

「惣右介がお前に何かしに行ったとかな」

『フフッ…ある意味、正解かもね』

お店の人が暖かいお茶を持ってきてくれた

それを1口飲む

『うん。美味しい』

「ある意味正解て…絶対なんかしとるやん」

『大丈夫。悪いことはしてない。

ちょっと意地悪してみただけ』

「意地悪て。」

ハァ…と真子がため息をつく

「まぁええわ。」



『で?他に聞きたいことは?』

「さっきので聞き終わったわ。」

『そ。ならいいや。』

「惣右介に…あまり近づきなや」

『…どうして?』

「あいつは何企んどるかわからん。
例え零番隊所属のお前でも狙われる可能性はあるやろ…」

『ふふ…心配してくれてるの?』

「そうや。」

『あら、素直。大丈夫、簡単にやられたりはしないから。

真子こそ、気をつけなよ』

「…せやな。気をつけなあかんのは俺の方かもな」

2人揃ってお茶を飲み終え、甘味処を出た

外に出るともう夜だった

『随分と長居しちゃったかな』

「せやなぁ。思ったより長いこと喋ったわ」

そんな会話をしながら道を歩く


ふと、気配を感じた


『真子…』

「なんかおるなぁ…」

私たちは斬魄刀に手をかける

目の前に現れたのは虚だった

『なんでここに…?』

「さぁな。まぁ、始解するまでもないやろ…」

『そうね。』

一瞬だった

真子が虚を倒した

『……速いのね』

「何やその顔。お前の方がもっと速いやろ」

『…そんなに顔変?』

「ぽっかーんって顔しとる」

『それは…恥ずかしいなぁ…』

少しだけ頬が熱くなった

その時、真子は心の中で(平常心、平常心、平常心平常心…)
と唱えていたそうだ








私はこの時なにも考えてなかった…この後起こる事件のことも…


この時なら、防げたかもしれないのに…


『真子!!ひよ里!!…お願い…やめて…』

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