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BLEACH〜透明な華〜

第11章 abduction




私はシキの能力を使い、霊王宮の目の前に立っていた

霊王のお付の人を能力で眠らせる

『…こんにちは。霊王様』

私は霊王に近付く

『このような無礼を…お許し下さい。』

霊王様はただただ私を見ていた

『どうか…戦いに参加させてくれませんか。』

私がそう言うと霊王様がゆっくりと首を振る

『…どうしても、私が藍染を討ちたいんです…。それに…助けたい人もいる…』

霊王様が再びゆっくりと首を振った

『お願いします…どうか、私を…』

ーどうしてそこまで戦いに参加したいのか

ふと聞こえた声

『!現世にいる人たちを…巻き込みたくない…誰も死なせたくないんです』

ーお前が戦いに参加することに始めから反対だったわけでは無いのだ…。
だが、お前は…一度藍染に殺されかけただろう

『それは!限定解除を使えば…』

ー確実に殺されないと

『はい。必ず…必ず藍染は倒します』

ーこれ以上、止めても無駄かもしれないな…。

『!霊王…様?』

ー水無月蝶、今回の戦いに参加することを許そう…。
必ず、現世の民を護れ…

『…!あ、ありがとう…ございます!!必ず…護ってみせます』

私がそう言うと霊王様が頷いた




それから、私は霊王宮を離れ自分の離殿へと向かう

どうやら、いつの間にか私が戦いに参加することが伝わっていたらしい

『…真名呼和尚…』

「おんしが、戦いに行くことはわかっておったが…」

『うん…』

「こんなに早く行動を起こすとはな…」

真名呼和尚がため息をついた

『…早くしないと、藍染が持つ崩玉が覚醒しちゃうもの』

「そうだな。…霊王宮の守護は儂らに任せておけ。好きに戦ってくるとええ」

そう言って真名呼和尚が私の頭をわしゃわしゃと撫でた

『ありがとう、一兵衛』

兵主部一兵衛、それが真名呼和尚の名前だ

「おう、行ってこい」

一度、瀞霊廷に寄る事にした私は下に降りる

今回ばかりは天示郎も蹴飛ばさなかった

瞬歩を使いながら階段を下りていく





『あ、いたいた。おーい、浮竹』

私は十三番隊隊舎に向かい、十三番隊の持つ隊舎裏修行場で浮竹を発見した

ルキアは十三番隊所属だ。ならば修行もここでしているだろうと思った





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