第10章 preparedness
「何も蹴ることあれへんやろ!!事実言っただけやん!!」
真子が倉庫に戻ってきた
『ああ、そう…もう一発…殺られたいのね?』
「いや、漢字おかしい」
「蝶姐さん、後はうちがやっとくわ!」
『頼んだ!』
ひよ里が真子をボコボコにしていた
『で、ご挨拶が遅れましたが…。皆さん、お久しぶりです。』
「「「おう」」」
『皆が元気そうで良かった…。あの時は…本当に力不足でごめんなさい…。こうして…皆が生きててくれて…嬉しかった…です。』
「可愛いところあるやん!」
そう言ってリサが私の頭を撫でる
『…リサ…』
「あれ絶対オレがやっても同じ反応せんで」
真子がそう言った
『リサ、あいつシバいてくるね』
「ひよ里に任しとき。後ろでもう用意しとるわ」
『あ、ほんとだ』
再びひよ里が真子をボコボコにしていた
「って、俺は放置か?!てか、何でお前ら蝶と知り合いなんだよ?!」
そう言ったのは一護だった
『昔からの知り合いよ。よかったね、一護。皆が認めてくれたみたいで。
修行…頑張ってね?』
私がニッコリと笑うと一護は顔を赤くしていた
「お…おう」
(((あいつ、バカだな)))
全員がそう思ったそうだ
それから、一護の修行が始まった
どうやら、まずはひよ里お手製のスーパーひよ里ウォーカーを使い、修行のレベルを決めるらしい
一護は大人しくマシンをこぎ始めた
『さて、私は一旦帰ろうかな…』
「もう帰るん?」
『うん。他のメンバーの状況も見ときたいしね』
「そう言えば、今どこに住んどるん?」
『浦原商店よ』
私がリサにそう言った時だった
「「はああああああ?」」
真子とひよ里が声を上げた
「何であんなヤツんとこ住んどんねん?!」
「ほんまや!蝶姐さんやったらもっとええとこ住めるやん!」
『え、いや…浦原商店は元々私の家だし…』
「え、オマエ喜助に自分の家あげたんかいな」
真子が有り得ないという顔をしていた
『うん。別に使う予定無かったし』
「有り得へん…蝶姐さん!喜助ん所が嫌になったらいつでも来てええからな!!」
ひよ里はがっしりと私の手を掴みそう言った