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BLEACH〜透明な華〜

第9章 reunion



「おーす、久し振りだなたつき。」

「オス、つーかあんたホントに夏の間中見かけなかったね。
…?何それ?」

たつきが一護のズボンを指差す

「え?あ、いやこのお守りは…」

よく見ると一護のズボンにはお守りが縫い付けられていた

「それじゃないよ。そっちはどうせあんたの親父のイタズラでしょ?」

「…よくわかったな…すげえ…」

「あたり前でしょ、あんたの周りで他に誰がそんなことすんのよ。
だから、それじゃなくてそっちのドクロがどうしたのかって訊いてんの!」

あれ?

たつき代行証見えてる…?

確かこれって視覚防壁かけてあるんじゃなかったっけ

「あー、これか?これはえっと…こないだ買っ…」

よく素直に買ったって出てきたな

「たつきオマエ…これが見えるのか?」

「え?何それ?どういう…」

教室の扉が勢いよく開く

「おーす!オラァ!席つけ野郎共!!」

『え、海賊…?』

「おーし!一人も欠けずにそろってるな!感心感心!!

大島と反町がいないけどあいつらはヤンキーだからまあいいか!絶対元気だろ!」

ヤンキーだからOKとかあるのね…

越智さんはやっぱり先生に見えないけど…良い先生なんだよなぁ

「そんじゃ今日はみんなにステキなお知らせだ!転入生を紹介するぞ!」

転入生…?

そう思った時だった

突如一護の代行証が鳴り始める

「ぅおおおい!?」

「…どうしたの一護?」

水色が心配そうに聞いていた

「…あ…あーイヤ…ちょっと…ハラが…」

あ、そうか。周りには音聞こえないもんね


「あれ?どこいった転入生?おーい!」

どうやら、転入生が消えたようだ

越智先生が廊下を覗く横から一護が出ていく

「…ってコラァ!!!黒崎!!」

「便所っス!!」

「便所ってあんたね…」

そして一護に続いて教室を出る者が二人

「うおおい!!茶渡!!井上まで!!」

「「便所っス!!」」

「ウソつけえ!!!」

私も叫びたい。

「大体井上!!女子はそういうのチョットおなか痛くなるぐらいまでガマンするもんだぞ!!」

ええ、そうなの?

「いたいです!!おしっこもなにもかももれそうです!!」

「よーし、じゃあもう行ってこい!!」

前を見ると石田くんが諦めたような顔をしていた

いやほんとに私も諦めたような顔になるわ


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