第8章 愛のことば
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「あ……っ、やぁっ…んン……」
ホテルの駐車場で、
一度は押し倒したものの
"愛してますよ"
と首を傾げた後に
"声、我慢できないから、
ココじゃヤダ"と上目遣いで抵抗する
こんの小悪魔め
限界だ
ただでさえ、
久しぶりの行為なのに
「まっ…ン、シャワーはっ…」
自分の部屋に入って、
しっかり鍵を掛けた瞬間、
カズの身体を抱き締め、そのまま唇を押し当てた
七五三かって、からかいたくなるような身なりも
淫らに中途半端に脱がせると、逆に卑猥に映る
壁に追い詰め、
舌を這わせながら、開いたシャツからは
可愛いピンクの尖りが、物欲しげに主張してる
「欲しい?」
「あ…、ふ…なんっ…」
潤んだ瞳は、わかってるくせにって、訴えてんの気付いてるけどね
「言えよ?
じゃなきゃ、ココで止める」
止めるワケねーけど
俺の腕にいる事実が嬉しくて
意地悪したくなる
「……ほし…い」
「素直じゃん」
キスを重ね、舌を這わし
順に愛撫してくと
素直に反応して、身体を震わす
「あぁっ、んン…」
歯を立てた尖りに舌を絡め、
下へ手を伸ばし
窮屈そうに膨らんだズボンが、開放されんのを待ち侘びてる
前を寛がせ、ずらしながら
わざと、ソコは放置して
俯せに体制を変えた
「え…っ、ああっ…!やぁ…っ」
白い滑らかな丸みにキスを降らせ、窪みを指で探る
荒くなる息と小刻みに震える肩
尻だけ突き出した状態で、
縋るように壁に掌を伸ばしてる
「あ……ぁ…っ」
濡れた声に、
汗ばんだ白い肌
廊下でなんて、可哀想だったかなって、罪悪感も過ったけど
色気を帯びた反応が
綾子のせいか?なんて思ったら
優しく丁寧に愛してやりたいのに、俺を刻み付けたいって衝動に駆られた
拡げたソコに舌を差し入れると
ガクンと肩が崩れ、
支えるようにして、片手を前に回した
先走りが滲んで、ポタポタと床を汚していく
「スゴいね。カズ」
「だっ……て、……ああっ!」
軽く握るだけで、
後ろだけ、刺激を与え続けると
カズは、身体を震わせ
弓形に一度、背中を反らし
生暖かい体液で、俺の掌を汚した
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