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【M×N】インターホンはお静かに

第2章 夜の影







「チッ…、」




俺の上で舌打ちし、


煩すぎるインターホンを、ジロリと睨む




中断された愛撫に、
羞恥心が沸き上がって


晒された肌に、
シャツを手繰り寄せる





「……セールスか?」

「かな…」





顔を見合わせて、

変な間に、お互い照れくささを隠せない



それでも……




「……カズ」

「ん…ッ…ぁ…」





首筋にセンセの顔が埋まって、

再開される愛撫




1度、昂った身体は、直ぐに熱を取り戻して


身体中に巡る快感






「じゅ…くっ……ぁあッ…」




センセの身体に腕を巻き付け、ぎゅっと抱き締める








"ピンポーン"


"ピンポーン""ピンポーン"





またも、部屋に響くインターホン






「センセ……
もしかしてお母さん?」

「嘘だろ」





表情を強張らせ、

さすがにマズイと、センセが俺から降りた



もしもお母さんなら、スペアキーで入って来る可能性がある


こんな姿、見られちゃマズイだろ





センセは、上半身裸に緩んでたズボンを上げて


インターホンの画面を覗いてる








「マジかよ……アイツら」






聞こえる玄関からの物音

明らかに異常を感じる気配





センセの様子に、
俺も散らばった服を集め、

シャツに腕を通した






「さっきの電話のヤツらだよ。


すぐ追い返すから」




頷いた俺に、笑顔を見せると


センセは玄関に向かった






ホントに……?大丈夫なの?





何故か不安が過る




数分後、その予感は当たって……






「ちょっ!ナニ勝手に入って…っ…」





ドタバタと数人の足音と共に、リビングのドアが開いた



視界に飛び込んだ光景に、思わず身構えた






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