第11章 山の国 Ⅲ※※
「なんで、とでも言いたそうだな」
「……っ!」
ゼロは悪戯っぽく笑う。
山姥切は恥ずかしさで顔が熱くなるのを感じた。
彼女の言う通りだったから。
「そんな、残念そうな顔をするなよ」
ゼロは山姥切の体に跨ると、ゆっくりと腰を下ろす。
ゼロの秘部と、山姥切の昂ぶった熱が触れ合い、ゼロは小さく吐息を漏らした。
「んっ……」
ゼロは山姥切の昂ぶりを秘裂で包み込む。
すでに蜜液で潤んだ秘裂は、ゼロが少し動いただけでも、ちゅくちゅくといやらしい音を立てた。
ゼロはぬるぬると自分の敏感なところに擦りつけるように上下に腰を揺らす。
「あ……っんっ」
お互いの敏感な部分が擦り合わされるたび、ゼロは甘く喘ぐ。
山姥切は体の奥が痺れるような甘い感覚の中、無意識にゼロの体に触れた。
「んっぁ……悪い、これじゃ……私だけが気持ちいいだけかもな」
夢中で腰を揺らしていたゼロが、ハッと我にかえる。
彼女は気まずそうに微笑むと、山姥切に頰に手を添えた。
「……山姥切、痛かったら言え。ま、それはないだろうがな」
くっと笑うと、ゼロは山姥切の雄芯を蜜口にあてがう。
ゆっくりと腰を下ろされ、ぬるぬると根元までゼロの膣内に呑み込まれていった。
「ん、ゼロ……っ!」
初めての感覚に、気が遠くなりそうだった。
ぐぷぐぷと山姥切の敏感な部分が、濡れたゼロの膣壁で擦られる。
次々に湧き上がる愉悦に、山姥切は堪らず目を閉じた。