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裏切りの女神R18G【刀剣乱舞×DOD3】

第8章 借りを返しに


斬っても斬っても、次々と兵士が現れキリがない。

「死ね、死ね、死ね、死ねっ!!」

「ファイブ様のために死ねるなら、本望だ!」

「ふーん。じゃ、死んでよ」

相変わらず、疲れ知らずなゼロだが、加州は違ったようだ。
最初は上機嫌だった加州だが、今はゼロが倒した兵士の数に比例して不機嫌度も上がっていく。

「俺、ちょっと疲れてきた」

「清光、弱音を吐くな」

「潮風でベタベタしてやだー」

「文句を言うな」

「……楽しいなー、楽しいなー」

加州が不機嫌になると、いつもこうだ。
ゼロが本気で怒らないとわかっていて、不満を口にする。
そして、その後にゼロがなんて言うのかも、加州はよくわかっている。

「嘘も言わなくていい。あとでたくさん手入れしてやるから」

「本当?やったぁ!おっ手入れ、おっ手入れーっ」

加州は欲しかった言葉をゼロから聞くと、たちまち上機嫌になり、鼻歌交じりに敵を斬りつけていく。
その様子にゼロはふうっとため息をついた。

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