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裏切りの女神R18G【刀剣乱舞×DOD3】

第5章 裏切りの審神者 ここから本編


ゼロと鶴丸、双方の刃が噛み合って鋭い音をたてる。

「いいねぇ……だがこっちががら空きだぜ!!」

鶴丸は刀を回してゼロの刃を振り払うと、身をかがめてゼロの足元を狙った。

「っつ!?くっ……ぁあっ!!」

ゼロは左足を斬りつけられ、その場に崩れ落ちる。
立ち上がろうとするが、力を入れれば傷口から血が滴り落ち、同時に大きな痛みを伴った。
ゼロは傷口を手で押さえながら、苦悶の表情をうかべる。

「殺せ、鶴丸」

ワンが鶴丸に、ゼロを殺せと命じると、鶴丸はゼロの首筋に刀を突きつける。
そして、彼女の首を斬り落とそうと刀を振り上げた。

「さあて……こんなとこで死ぬんじゃ、驚きも何もないよなあ!」

「ぐっ……ああああぁぁっ!!お前ら…………死なすっ!」

苦悶の声が絶叫に変わり、ゼロは刀を力強く握りしめる。
渾身の力を振り絞り、ゼロは再び立ち上がると、振り下ろされそうとしていた鶴丸の刃を刀で受け止める。

「っ!?」

「こんなとこでっ!終われない……終われないんだよっ!!私はっ!!」

力任せに鶴丸の刃を押し返すと、ゼロは後ろに飛び退いた。
だがそこは足場も悪く、地面に亀裂も入っている。
少しの衝撃で、今にも崩れ落ちて下へ落ちてしまいそうだ。
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