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裏切りの女神R18G【刀剣乱舞×DOD3】

第5章 裏切りの審神者 ここから本編


「何があったの?辛いことがあるなら、私たちに相談してよ!姉妹じゃないの!!」

「相談ね……君たちにお願いすることがあるとしたら、それは一つだけ。さっさと、死ね!フォウ!!」

短刀を構えてはいるが、本気で殺し合う気のないフォウをあしらうのは造作も無い。
ゼロはすっと間合いを詰め、フォウの襟首をつかんで一気に引っ張る。
あっと思った時には、フォウは投げ飛ばされていた。

「ゼロ姉様、そんな……っ」

ゼロはフォウを軽くあしらいはしたが、勢いをつけすぎたせいか、体が少しだけよろめいた。
すると、背後からファイブの槍がゼロの脇腹をかすめ、穂先がゼロの袖を切り裂く。

「あーらあら。ゼロお姉様ともあろうお方が、妹にヤラれてしまうの?」

「どこに目をつけているんだファイブ」

袖口を裂かれはしたが、ゼロは傷一つ負っていない。
ゼロはファイブの言葉に苛立ちを覚えた。
そもそも、ファイブのことは言動も見た目も、とにかく苛々させられるのだ。

「はぅん!相変わらず負けず嫌いですこと。そこが、好・きっ」

「君と喋っていると、頭痛がするよ」

「あーら大変。わたくしの大きな胸でお眠りください。と、言いたい気持ちは山々ですのに……戦うしかないこの運命。わたくしは本当に呪いますわ」

ファイブが槍を突き上げるたび、彼女の胸が揺れる。
嫌でも視界に入るファイブの大きな胸は、ゼロにとって目障り極まりない。

「うざったいんだよ、それっ!!」

ゼロは正眼の構えをとると、ファイブの胸元目掛けて突きかかった。
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